【2014年8月15日追記:その後の蕁麻疹シリーズ: その8 最近蕁麻疹が出てこなくなりました(2014年7月22日)】
【2013年12月22日追記:
先月少しコントロール不能な、とても痒い蕁麻疹が再び出てきてしまいました。生姜やにんにく、ブラックペッパーやカレー用のスパイスとしてのチリペッパーなどを取りすぎていたようです。他にも今は食べませんが、消化の悪い玄米を食べると必ず結構ひどめの蕁麻疹が出てきます(しかし、数日間常温の水に浸して発芽玄米にしたものであれば大丈夫)。また、コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレート、ココアなどに含まれるカフェインを摂取し続けると、これまた必ず痒い蕁麻疹が出てきます。それ以外にも、ひまわりの種、ポピーシード、ごま、フラックスシード、マスタード等の種類を食べるとこれまた痒い蕁麻疹がポツポツと出てきます。私の場合、胃腸が弱いので(胃炎で死にそうに痛かった経験有)、どうも消化の悪いもの(消化できないもの)や刺激物が良くないようです。
最近は毎日やや酸っぱいプレーンヨーグルトを朝食に温かいオートミール粥と一緒に食べていましたが、それに加え、昼と夜も食後に少量のプレーンヨーグルトを食べ続けたところ、またとても痒い蕁麻疹が自然と消えていきました。これはすぐに実感できます。翌日など。もちろん、上記の消化できない食べ物や刺激物、種類、カフェインを食事から絶ってヨーグルトを食べる前提です。
以前から不思議だったのが、同じ乳酸菌の入った飲み物や食べ物でも、効くものと効かないものがあることでした。
例えば、よく以前の蕁麻疹関連の記事中に書いていますバターミルクですが、これはやや酸っぱいバターミルク(3%の脂肪)で、2009年当時もこれまでも、これを飲むと蕁麻疹に良く効いていました。しかし、当時、酸っぱくないプレーンヨーグルトを食べてもあまり効果は見られませんでした。なので、バターミルクに入っているバクテリアカルチャーが特別に私に効いていて、ヨーグルトでは効かないのかな?などと思っていましたが、違っていたようです。
というのも、今回やや酸っぱいプレーンヨーグルトを朝昼晩と食べて、痒い蕁麻疹が自然に引いたからです。そして、今回あまり酸っぱくないバターミルク(1%の脂肪)を毎晩シャワー後に飲んでいましたが、以前に比べて効きがあまり実感できませんでした。(今回なぜあまり酸っぱく無い、また、脂肪の少ないバターミルクを飲んでいたかと言うと、2012年に春ウコンの飲みすぎで胃を荒し、更に、脂肪の多い3%のバターミルクを蕁麻疹対策として飲んでいたところ、とても酷い胃炎になり、1ヶ月殆ど何も食べられず、苦しんだ経験があるため。)
どうも、ポイントは、”やや酸っぱい乳酸菌飲料やプレーンヨーグルト”を少量ずつ1日に分散して食すことにあったようです。酸があるのは、発酵菌である乳酸菌が生成した乳酸があるからで、プレーンヨーグルトが酸っぱいのは、この乳酸菌生成物=乳酸が含まれているからです。つまり、乳酸菌が生成した乳酸が含まれている酸っぱいプレーンヨーグルトやバターミルクを飲むことが、痒い蕁麻疹を自然治癒していたようなのです。
調べてみたところ、腸内には常在菌(善玉菌や悪玉菌)が生まれたときから既に存在しており、赤ちゃんの頃は母乳から乳酸菌などの善玉菌を貰っていたので、善玉菌が常に優勢である状態なのですが、離乳食を始める頃からだんだんと悪玉菌が増えて、また、年齢を重ねるごとに、善玉菌の数が減少し、悪玉菌が優勢になってくる為、健康を保つ為、意図して善玉菌を増やしてあげる必要があります。
しかし、いくら生きた善玉菌を腸内に入れたところで(プロバイオティクス)、常在菌(善玉菌や悪玉菌)が新しい菌と入れ替えられることはないそうです。また、普通の善玉菌が居るプレーンヨーグルトを食しても、胃を通過する事で胃液で善玉菌が死んでしまい、生きては届かないのだとか。でも、その善玉菌の死骸は、腸内にいる常在菌である善玉菌の餌になるので、善玉菌が増えることが出来て、それはそれで良いことのようです。また、善玉菌の食料であるオリゴ糖や食物繊維をとることで、乳酸菌の数を増やす事もでき、これもこれで良いことです。
で、少し前に腸内の善玉菌について調べていたところ、以下のような1967年に作成された腸内粘膜細胞と善玉菌の働きについて説明されたビデオを見つけました。(作成はヤクルトさんのようです。)
これを見て、悪玉菌は、善玉菌が生成する酸性の乳酸に触れることで、死滅しているのが分かりました。それはまるで聖水に触れたかのようにです。
だから、酸っぱい=つまり乳酸が含まれているプレーンヨーグルトやバターミルクを毎食後などにでも、少量を頻繁に摂取することで、増えすぎた悪玉菌がすぐに死滅し、よって、腸内環境が良くなり(快便になり)、蕁麻疹が直ぐに引いていくのだと思います。(私の場合、翌日には実感できます。しかし、全ての蕁麻疹が完全に引くまでにはもう少し時間がかかります。そして、それを続けていると、全く蕁麻疹が出てこないようになり、以前のように、また、つるつるした肌に戻っていきます。炎症で茶色くなった肌の色素が元に戻るには結構時間がかかりますが。)
私の場合、やや酸っぱいプレーンヨーグルトやバターミルクを、胃に刺激と負担があまりかからない程度に、少量ずつにでも毎食後に食すれば、結構直ぐに蕁麻疹が引いて行っていたのは、このような背景があったからだと、今だからわかります。とは言えあくまでも、実体験からと自分で調べた事だけからの憶測でしかないので、本当のところどうなっているのか、という部分については、何も証明出来ません。
ですが、今蕁麻疹で、とても痒くて辛い思いをなさっていらっしゃる方は、やや酸っぱいプレーンヨーグルトを毎食後にでも少量ずつ、食べてみる価値はあると思います(食べ過ぎない程度に。)注意したいのが、蕁麻疹が出てくるような方は、私もですが、胃腸が弱い方が多いと思います。なので、プレーンヨーグルトなどの酸味で、食べ過ぎたりして、胃を荒らしてしまう事も大いに有り得るので、食べ過ぎない程度を少しずつ、また、常温にするなどして、胃腸に刺激を与えすぎないようにして、食すると良いと思います。
また、胃腸が虚弱体質の場合は、玄米などの消化に悪いものは、とても痒い蕁麻疹が出てきやすいですし、カフェインやスパイスなどの刺激物はしばらく止めておくと良いと思います。それらに、腸内の内側の粘膜細胞が敏感に反応して(アレルギー反応?)、炎症を起こしているのかもしれません。
痒いのはとても辛いです。
少しでもご参考になれましたら幸いです。
2013年12月22日追記。】
あれからまだまだアトピーだか慢性蕁麻疹だか訳の分からない痒みが腰と背中に続いていましたが、蕁麻疹やアトピーなどのアレルギーは、どうやら腸内環境(デトックスがうまくなされていないため、消化が不良などで分解されない要素がアレルゲンとなってヒスタミンを発生させ、これが皮膚の肥満細胞を活性化させ、痒みが発生する)が影響しているということを突きとめてから、腸内環境を改善するために2つのことを始めました。
1つ目は、腸の中の悪玉菌を減らすために、バクテリアカルチャー(乳酸菌)を入れてあげること。このために、カナダやヨーロッパなどでは普通に販売されている(しかし、日本では見たことが無い~理由はこちらに載っていました→なぜバターミルクは市販されないのでしょうか)バターミルク(やや酸っぱいバターを生成する過程で発生する状態のもの。やや酸っぱいプレーンヨーグルトをシルキーにした感じの飲み物。この酸味は、乳酸菌が生成した乳酸があるからですが、この乳酸が効いているようです。なので、日本にあるやや酸っぱいプレーンヨーグルトを毎食後に小さじ4杯程度採るのが良いと思います。)を飲み始めました。(将来時間が出来たら、糠漬けで植物性乳酸菌を取るのも良さそうです。)
【追記2009.09.22: カルピスが乳酸菌とアレルギーについて痒みのメカニズムと乳酸菌の関係を記載しています。これを読むと、どうやら乳酸菌は、Th1細胞とTh2細胞とあるうちの、アレルギー反応を抑制するTh1細胞の方を活性化させる作用があるため、痒みが収まるようです。キリンも乳酸菌とアレルギーの関係を記載しています。Th1細胞とTh2細胞についてはこちら。】
2つ目は、冷え性、運動不足で自立神経が弱っている体質を改善。これについて良く書かれているサイト体質改善.COM まずは三日坊主からさんを見つけることができ、これに従い半身浴を本格的に始めてみました。(私は半身浴する時、Sea Saltを湯船に入れています。半身浴中は、塩のミネラルがお湯に混ざっているので、それで皮膚を傷つけないように、身体をこすらないように注意です。)
で、今1週間ほど続けました。効果があります!特に、乳酸菌!
(でも、たぶん、塩を入れた半身浴も大きく効果をバックアップしていた、見えない陰の立役者だったことに後で気がつきました。2つ揃って大きな効果が得られました、私の場合。)
乳酸菌を腸内に入れてあげると、痒みがしばらく(数十分後くらい)すると引いてきます。そして知らぬ間に痒くなくなっています。しばらく時間が経つとまた痒くなったりするのですが、その度に乳酸菌を腸内に入れてあげると、不思議なんですが痒みが引いていく感じがするのです。なんなんでしょう?
確かに私のお腹には悪玉菌が多かったろうと思います。ストレス、運動不足、冷え性、などなど・・。食べもの自体は粗食で野菜中心だったので、それほど問題はなかったと思いますが、それだけでは腸内の環境を改善することは出来なかったのでしょう。そこで、善玉菌を増やすためにバターミルク!です。私は、バターミルクにオレンジジュースを混ぜて飲んでいます。日本で昔あったヤクルトのミルミルみたいな味になります。
腸はデトックスには大きな役割を担っていますが、体質改善さんのサイトを読むと、これ以外にも簡単なデトックス方法、そして自律神経を整える方法として半身浴が書かれていましたので、バターミルクと共に実行してみました。カナダに来てからこの乾燥した環境に慣れ、汗が出ることが滅多に無い状況に置かれていた私ですが、この塩風呂の半身浴をすると上半身にどば~っと汗が吹き出てきます。きっと身体の中の悪いものが汗と一緒に出て行っているんだろうなぁ~と思ったら身体の中がきれいになっていっている気がして嬉しくなります。
この2つを実践しはじめてから今1週間くらいになりますが、お肌も腸も調子が良い感じです。まだ完全に痒みがなくなったわけではありませんが、痒みの範囲と程度が弱くなってきたように感じます。
また、お風呂上りには乾燥を防止するため、以前つけていたEucerineや、湿疹による黒ずみをなくすためのVitamineEオイルを止め、SpectroのIntense Rehydration Creamをつけるようになりました。このクリームによって特に痒みが引くようなことはありませんが、べたつかず、しっとり感が持続するので良いと思います。
と言うことで、色々調べたり、自分の身体で実験?した結果、1.バターミルク(乳酸菌)、2.塩風呂の半身浴、が効果があると思えたので、これでアレルギー体質を改善、蕁麻疹、アトピー、花粉症を克服したいと思います。まずは1週間出来たので、次は1ヶ月を目指します。
【その後の蕁麻疹シリーズ】
その8 最近蕁麻疹が出てこなくなりました(2014年7月22日)
その7 歩くと蕁麻疹、生キャベツの食べすぎで蕁麻疹~でも、やっぱり乳酸菌と塩風呂半身浴で改善
その6 ほとんど痒みが出なくなった今
その5 腸内環境の改善(乳酸菌)と体質改善(塩風呂の半身浴)が一番効果あり
その4 アトピーっぽい肌の湿疹(痒み)と水道水の関係
その3 胃腸の虚弱さが蕁麻疹を誘発する原因でもある、そして玄米の炊き方
その2 米ぬか成分が痒みを引き起こすIgE抗体にくっつき痒みを抑制だそうだ
その1 痒みにはTea Tree Oilも効く感じ
全身蕁麻疹 - 泣きそうに痒かった(今も・・)この数日間
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