MTMultiBlogとMTWebsitesやMTBlogsの微妙な違い
January 3, 2015
Movable Typeのタグレファレンスで、MTMultiBlog、MTWebsites、MTBlogsは、以下のような説明になっています。
【MTMultiBlog】
システムで管理している複数のブログの情報を表示します。モディファイアを利用して対象のブログを選択したり、表示の方法を設定できます。
【MTWebsites】
システムに登録されているウェブサイトの一覧を表示するためのブロックタグです。
【MTBlogs】
システムに登録されているブログの一覧を表示するためのブロックタグです。
MTWebsitesは、ブログ側においてウェブサイトの一覧を表示したい場合に使うタグ。
MTBlogsは、ウェブサイト側でブログの一覧を表示したい場合に使うタグ。
MTMultiBlogは、ウェブサイト、ブログ、いずれにおいても、どちらかの情報を表示するのに使用できるタグ。
タグの説明だけ見ると同じような感じで機能するのかな、と感じますが、実際に使用すると微妙に違います。
まず、MTMultiBlogは、MTMultiBlogの中にMTMultiBlogを入れ子にして使用するとエラーになります。なので、このような時は、MTMultiBlogとMTWebsitesもしくはMTBlogsを重ねて使用するようにするとうまくいきます。
次に、MTMultiBlogで情報を他ウェブサイトやブログから引き出してくる時、情報は持ってきてくれるのですが、そのウェブサイトもしくはブログのコンテクスト(背景)も含め、そのウェブサイトもしくはブログのシステム上で計算されたものを表示する、ということまでは出来ないようです。
例えば、ブログの方にウェブサイトのヘッダーを持ってきて表示したい場合で、ウェブサイトの方でそのヘッダーにアイテム画像が表示されている場合、MTMultiBlogでその情報を持ってきても、ウェブサイトの方にそのアイテム画像が登録されているので、そこまでの情報までは、MTMultiBlogでは持ってこれません。つまり、ブログのヘッダーにウェブサイトで登録したアイテム画像は表示されない。
しかし、同じ状態で、MTWebsitesを使ってウェブサイトのヘッダー情報を持ってくると、ちゃんとウェブサイトのコンテクストで出力するので、ウェブサイト側で登録したアイテム画像を出力してくれます。つまり、ブログのヘッダーにウェブサイトで登録したアイテム画像は表示される。
ちょっとした微妙な違いですが。ウェブサイトやブログのコンテクスト(背景)まで計算されたものを表示する場合は、MTMultiBlogを使用するよりも、MTWebsitesもしくはMTBlogsを使用するのが良いようです。