カナダの投資移民プログラムと企業家移民プログラムの廃止
March 6, 2014
2014年2月11日にカナダの「投資移民プログラム」と「企業家移民プログラム」の廃止が決定されたようです。驚くことに、投資移民申請者の9割が中国人だったようです。しかし、納得できる数でもあります。ちょっと決定が遅かったのでは?と思っていた人も実は多いのではないかと想像しています。最近の中国の人の数の増え方は勢いが凄かったですから。
バーナビーの近所の中古の一軒家も最近は8000万円台~からですが、それを購入するのは殆ど中国人・香港人です。新築などは1億8000万円という価格が付いていましたが、未だ購入者は居ないようです。ベンツ車でやってくる中国人富裕層の見物人が家を見に来ているのを度々見かけますが、それでも学校が目の前にある家で1億8000万円は高いのか?なかなか購入者が現れないようです。もうかれこれ2年目を迎えた頃ではないでしょうか?
また、近所の「家」に住んでいる住民はほぼ中国人だと言っても過言ではありません。たま~にカナダ人が住んでいます。私は毎日近所をウォーキングしているので、どの家にどんな国の人が住んでいるのか大体わかるようになりました。8~9割が中国人・香港人などのアジア人だと言っても過言ではないと思います。10年ほど前まではそうでもなかったと思いますが、2000年からの不動産上昇で、特に2007年頃からの流れが高まっていた時期に多くやってきたような感じです。皆静かですし、庭の手入れをしっかりしているお宅と適当なお宅とありますが、大方は雪かきなどもしっかりしてくれているので、皆ちゃんとしたご家庭の方が多いと思います。
昨年クリスマス前にメトロタウンに行った際は、あまりの中国人客の多さにびっくりしました。しかも店員さんもいつの間にか若い中国人が増えていました。でもみんなカナダ英語でしたので、多分親が移民でやってきて、子供の頃からカナダで育った若い2世世代が、就職活動でローカルの企業に就職しているのだと思います。若い2世世代はやはりカナダで生活して教育を受けているので、振舞いが親世代とは異なり、落ち着きがあって丁寧で真面目で思いやりがある感じでした。昔はリッチモンドが中国化されていましたが、最近はバーナビーもリッチモンドほどあからさまではないにしろ、中国人化が進んでいるのだなあと思った瞬間でした。
国としては、ここ最近は得るものよりも失うものの方が多かったのでしょうね。20年以上も昔に制定されたプログラムですので、支障が出てくるのも分かる気がします。次のプログラムでは金額の設定を高めに持ってくるようです。英国では「オークション」形式での富裕層投資移民が考えられているようですが、色々な面でブーイングが出ているのだとか・・。
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