かぶが美味しい季節、乳酸菌への餌やり
December 20, 2013
最近良く行くペルシアストアで、ローカルの新鮮で美味しそうなかぶ(Turnip)が売られているので、良く買ってきては食べています。やはり新鮮だからか直ぐに火が通り、とても柔らかくなって美味しいです。この日は、キャベツとかぶと人参とインゲン豆を一緒に、塩と少しのベジタブルブリヨンでグツグツ弱火で煮てみました。人参、キャベツの甘みが出てきて、おつゆがとっても甘い!砂糖やレーズンなどの甘味は全く入れていなかったので、驚きの甘さでした。
ちなみにこれは、腸の中の善玉菌である乳酸菌への餌やりご飯です。善玉菌は、オリゴ糖や食物繊維を餌としてその数を増やし生活しています。私は腸内の善玉菌(乳酸菌など)が少なくなると、アレルギー反応が起きやすくなり、蕁麻疹が出やすくなってしまうので、善玉菌(乳酸菌)に増えてもらうためにその餌やりをしなくてはなりません。そういう訳で、オリゴ糖を多く含むキャベツ、水溶性食物繊維を多く含む人参とインゲン豆を一緒に煮た、という具合です。
腸は第二の脳と言われるほど、私達の心や身体の健康を司ってくれています。腸内には人間の免疫機能の約6割を担う免疫細胞があり、腸内環境がいつも善玉菌優勢な好環境であると、免疫増強作用、発ガン抑制作用、コレステロール抑制作用などがあると発表されているそうです。
また、楽しい、幸せなどのポジティブな感情を感じさせてくれる神経伝達物質であるセロトニンの95%は、実は腸内で作られているそうです(以前はセロトニンは脳内だけに存在しているものだと思われていたようです。)1980年代、アメリカのコロンビア大学医学部の解剖細胞生物学教授マイケル・D・ガーション博士が発表した「腸は第2の脳である」という学説で世間一般に知れ渡るようになったようです。
日本では最近うつ病などの病気が増えているようですが(バンクーバーでも冬場の雨季により季節性鬱などがあるようです)、そういう時は、まず腸内環境の改善(善玉菌を増やす)から始めると良いのかも知れません。
腸内の善玉菌は、年齢を重ねるにつれ自然と少なくなっていくので、心と身体の健康維持の為、意識して摂取していきたいものですね。
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