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乾燥した環境での胡蝶蘭さんの育て方

February 24, 2013

元々野生の胡蝶蘭さんは、熱帯雨林地方出身で、根っこを木の株に巻きつけ、水分は空気中からとスコールによる雨によって吸収し、養分などは木株などから得ているという寄生蘭の仲間で、風通しが良く、また、太陽の日差しが木陰でチラチラと差し込む環境で成長する為、家で胡蝶蘭さんを育ててあげる際は、同じような環境を作ってあげるのがコツのようです。

私たちが住んでいるところ(屋内)は結構乾燥しているので、胡蝶蘭さんをそのまま放っておくと、花が直ぐにしおれてしまっていました。なので、購入後、メディウムが水苔&プラスチックポットだったので、一番初めにした事が、プラスチックの入れ物から素焼きの鉢(100均などにある)に変えてあげたことでした。そして、花屋さんで使われているような透明のセロハンで胡蝶蘭さんの鉢を巻いてあげて(円錐形のような形に作成し、取り外しが出来るようにします)、水遣りはセロハンの内側と胡蝶蘭さんの葉の両方に向けてシュッシュッシュッと毎晩寝る前にスプレーしてあげます。しかし、これだけでは水苔(やバーク)がカラカラに乾燥してしまって水分不足になるので、1週間~10日ほどして水苔やバークが乾燥したら直接水遣りをたっぷりしてあげるとうまく育てることが出来るようになりました。(今は植替えを行い、メディウムは水苔からバークに変更、鉢は手作りの穴開きプラスチックポットです。水苔の場合は素焼きが良いですが、バークの場合は穴開きのプラスチックポットが良いようです。)

バークに直接水遣りをする場合は、私の場合、朝の10時や11時頃のまだ日中で気温が高めの時にします。この時私は炊事場を利用するのですが、使用する前に炊事場を綺麗に洗い、被せている透明セロハンを取った胡蝶蘭さんを入れ、人肌程度の温かくも無く冷たくも無いぬるま湯を鉢の上位まで浸る程度に張り、葉とバークに人肌程度の湯を掛けながら、胡蝶蘭さんに10~15分くらい入浴してもらっています。入浴が終わったら、水を切り、再びセロハンを被せ、いつもの場所に戻します。(メディウムがまだ水苔だった頃は、水苔に直接人肌程度のぬるま湯を掛けていました。)

昨年6月に購入したミニ胡蝶蘭さん。偶然通りかかったNew Westminsterの花屋さんで、ピンクは8ドル、白は状態が良くなかったので3ドルで購入できました。Langleyで栽培されたローカルの胡蝶蘭さん達です。
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今年2月のミニ胡蝶蘭さん(左の3つ)と、一昨年瀕死の危機をさ迷ったファレノプシスの胡蝶蘭さん(右端)。ミニ胡蝶蘭さんの鉢は手作りのヨーグルトポットです。:D)
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一昨年瀕死の危機をさ迷ったファレノプシスの胡蝶蘭さんは、昨年見事復活し、今は沢山根を張ってくれています。花芽らしき出掛かりのものも見つけましたが、成長は遅いようで、今年の開花はまだ無理かもしれません。ミニ胡蝶蘭さんのピンクの1つに明らかに根とは異なる花芽らしき怪しいもの(?)が出てきているので、これがどうなるかを見届けたいと思います。

今のところ、上記の方法で、とても乾燥した部屋でもうまく胡蝶蘭さんを育てることが出来ています。もっともっと根を沢山張ってもらって、花芽を出してもらって、また美しい胡蝶蘭さんの花を見せてもらいたいです。

■メディウムがバークの時の水遣り方法

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