気になる米国のサブプライムローン問題

August 17, 2007

ここ1週間ほど世界同時株安が続いています。米国のサブプライムローンの焦げ付きが発端となって、信用不安が表面に出てきたために市場の資金が引き上げられて、信用性のあるもの（＝Bond）などに資金が動いたため株価がどんどん下がっているのですが、それと共に以前から問題となっていた円キャリートレードが解消されて上がり下がりが激しいですが、今円高傾向です。（今現在の時点では上がったり下がったりしつつも、やや弱まってきていますが。）

今日FRB（米連邦準備制度理事会）が金融機関に資金を貸しつける際の公定歩合を0.5％下げたので、今日になりようやく盛り返しているようなのですが、それでもサブプライムローン問題が完全に解決されたわけではないので、今後どうなるのかとても気になります。

カナダの中央銀行は9月あたりに利上げする予定のようでしたが、この問題をもって、利上げは据え置き、もしくは、状況においては、利下げするようなことが想定されるようなことを昨日ラジオで聞きました。状況が日々刻々と変わっていくので、どうなるのか良くわかりませんが。でも、市場の信用不安が払拭されない限り、これからも慎重な動きが続くと思われ、これまでのような盛り上がりはしばらく見られないのではないかと思われます。でも、今日（もしくは昨日）のこれがボトムなのかまだボトムでないのか、良くわからないですが・・。

今回の問題で、株安⇔円高、株高⇔円安、みたいな構図が見えるので、世界的な景気の視点からすれば、株高⇔円安の状況が良いのでしょうが、私個人は円があまり安くなってもらうと困るのでしばらくの間、円高が続くと嬉しいのですが、方や、こちらで少～しだけ保有しているMutual Fundの値が下がるのは困るのでサンドイッチ状態です・・。

最近の株価の上がり方はちょっとバブルだったようなので、今回の問題を発端に今色々調整されている、という感じなのでしょうか。でも、もうこれまでと同じようには市場はしばらくは動かないと思うので、株安⇔円高、株高⇔円安が今後どうなるのかとても気になるところです。ｍｍｍ。

Comments

endunham
August 26, 2007 5:13 AM

akiさんこんにちは。
この記事読んで改めてなるほど～と頷いてしまいました。経済・株情勢に疎い私ですが、最近の不動産バブルの崩壊はホント酷いものです。特にクリーブランドは、この打撃が強くってフォアクロージャーになってるお家が毎度増え続けているんです。まあ、もとはと言えばギリギリで支払える金額のローンを組んでるとそうなるんですが、まさか利率上がるなんてみんな買った当初は考えないでしょうね。
株価が下がると、株の買いときと聞きましたが、akiさんのサンドイッチ状態...それじゃダメですかねぇ。

aki
August 26, 2007 11:49 AM

endunhamさんこんにちは☆
この世界同時株安からかれこれ1週間が経った今ではまた元の状態にジワジワと戻ってきている感じなんですが、それと同時に円安に・・。（笑）いつまでもこのサンドイッチ状態は円キャリートレードが終わらない限り無理そうですね。ほんの数年前はカナダドルなんてそんなに強くなかったのに・・。（涙）

＞特にクリーブランドは、この打撃が強くってフォアクロージャーになってるお家が
＞毎度増え続けているんです。
実はフォアクロージャーって言う英単語今知りました！（泣笑）抵当権で差し押さえってところでしょうか。一気に資産が無くなってしまう感じでほんとに怖いですね。。。
バンクーバーエリアは2000年あたりからものすごい不動産の値上がりで、今はもうバブル感一杯です。バンクーバーでダウンタウンだと、新築のコンドですが、3ベッドルームでペントハウスとかの豪華なのになると・・もう8ミリオンとか信じられない値段が・・。そんな大都会なわけでもないのに。家の値段もバンクーバー市だと場所とサイズと年数にもよるとは思いますがどんなに古くて狭くても、家だと、500,000ドル以下はないですね・・。私たちが住んでいるバンクーバー市の隣の市でも同じです。500,000ドルは家のベンチマークみたいなことになってるんでしょうか。バンクーバー近郊エリアで、200,000～500,000ドルの間で売られているのは1～3ベッドルームのコンドやタウンホームがメインみたいです。みんな2010年の冬季オリンピックが終わったら不況になるからバブル崩壊？って言うことで、それを待ちかねている人も多いみたいなのですが、待ってる人がたくさん居ればそれはそれで需要があることになるので、崩壊までは行かないだろう、という人も居るようですが、どうなっちゃうんでしょうねぇ・・。