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ラストスパート Tax Return

April 30, 2007

週末すこぶる天気が良いという中、私たちはTax Returnを済ませるためにハニャがずっと長いことお世話になっているAccountantの元へ。と言っても、1ヶ月ほど前に既に一度書類などを提出するために訪れているので、今回は出来たものを取りに行ってくるというものでした。日本の確定申告は2月15日から3月15日までの間だけですが、カナダは1月~4月30日までがTax Returnの時期となります。私はこの最後の最後に何かをするというのがとても嫌なのですが、ハニャはどちらかと言うと伸ばすタイプ。。早く済ませようと思えば出来るはずなのに、何かと忙しいことを理由に伸ばし伸ばしにすることラストスパート。。来年はもっと早くに済ませるのだ!

話は変わりますが、まず、日本に収入の源泉があるものに関しては、非居住者に関しては「国内源泉所得」に限って課税対象となり、それは、源泉徴収によることとなっています。では、「国内源泉所得」の範囲はどんなものがあるかというと、タックスアンサーのURL先に詳しいことが載っています。

で、私の分はどの項目に当てはまるかと言うと、9番目の、
「9 国内で業務を行う者から受ける工業所有権等の使用料、又はその譲渡の対価、著作権の使用料又はその譲渡の対価、機械装置等の使用料で国内業務に係るもの」という項目に当てはまることになります。具体的にどこの部分が当てはまるかといえば、「著作権の使用料又はその譲渡の対価」というところになります。私が著作権を生む側で、支払いをしてくれる方がその著作権を使用する(もしくは譲渡される)側となり、それに対して支払われるものが、使用料、もしくは、譲渡の対価、ということになります。

私は当初、「著作権の使用料」って日本に住んでいる著作者が生み出したものを元に(コピーライトを)使用させてもらうことで生み出されたものに対してかかるものかと思っていたのですが、日本の税務署に確認したところ上記の解釈をするのだそうで、私の解釈は大きな間違いだった・・ということで。。(税務署のおじさんたちは意外と親切丁寧に教えてくれまして良いイメージでした。)

この国内源泉所得ですが、種類によって税率が変わってきます。「土地等び譲渡所得」に関しては10%ですが、それ以外は、15%~20%の範囲で移行します。使用料などに関しては20%なので、通常源泉徴収として20%差し引かれた額が支払われることになります。

しかし、日本においては非居住者だとしても、海外における居住地でその年に得た全世界分の所得の税金を納めなければならないので、このままだと二重課税になってしまいます。この二重課税を排除するために、日本と海外の居住地間で租税条約が締結されている場合があります。締結されている場合、非居住者は「租税条約に関する届出書」というものを提出すると、国内源泉所得に対する課税が軽減又は免除されるようになります。(提出しないと、20%の課税がされてしまいます。)日加間だと、10%の軽減ですが、少し前から日米間(たぶんイギリスとも)は免除になったと思います。届出書を提出するタイミングは、企業にInvoiceを送る際に一緒に「租税条約に関する届出書」を提出します。企業は源泉徴収の義務があるため、これと一緒に届出書を管轄税務署に届けます。(でも、代理店通しではない場合は普通に売上なのですよねきっと・・?)

年度が終わるとTax Returnの時期が始まるので、すでに源泉所得税として10%を日本国に支払った、という証明(外国税額控除)が必要になってきます。なので、納税証明書というものを日本の税務署に発行してもらい、それを企業の方より支払い調書と共に送って頂くことになります。

この外国税額控除、というものをこちらのTax Returnと共に計算し、一緒に証明書を提出することになります。一応Canada Revenue AgencyのForeign Tax Creditのところを読んでみたのですが、さっぱり意味が良くわからないので(笑)、Accountantさんを信じて書類を提出することに。彼曰く、きちんとGrantされれば、税金を支払う額が少し下がる、とのこと。え~と、ちゃんとGrantされないと、私二重課税支払うことになって困ります。(しかもカナダの方が税率が高いというのに。。)日本とカナダはTreatyがあるので大丈夫だと思うのですが、ちょっと心配です・・。Accountantさん曰く、なぜ日本はTax取るのか??うーん、そういう取り決めだから私もそこのところは良くわからないです・・。

今日はTax Return最終日。Canada Revenue Agencyも今日は深夜までOPENだそうです。

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Comments

カナダのTax Returnって、4月末が締め切りなんですね。
こっちは、15日でした。これが終わらないと、落ち着かないんですよねー。間違ったらどうしようっていう恐怖感もあるし(笑)
まずは、お疲れ様でした~。

アメリカは15日が締切なんですね。endunhamさんもTaxお疲れ様でした!
ほんとに、早く終わって欲しいですよね!私の場合は、Foreign Tax CreditさえGrantされれば!(笑)という感じです。この2重課税はいかんしても避けなければなりませんので。(笑)まぁでも日加間でちゃんとTreatyが決まっているので、Revenue Canadaの方もプロだし、大丈夫だとは思うのですが。

もともとを言えば、日加間も早く日米、日英のように租税条約の届出書を出せば、免除という形になってくれればもっとTaxがしやすくなるのですけれどね。多分、カナダ企業の方はそういう風に持って行きたいはずなので、何らかのアクションは起こしているとは思うのですが、日本は通貨の流出を避けたいでしょうしね。

最近は円安ですから日米間の為替差損は大きいですよね。日加間の為替差損も最近更に大きくなってきました。夏になるとこの差損が更に増えるのではないかと思っています。私もそろそろ(遅すぎ?!笑)・・早く(笑)・・ローカルに目を向けないといけません。

こんにちは~、アキさん。

>>早く(笑)・・ローカルに目を向けないといけません。

私は、逆に日本のエージェントを知らないので、akiさんに学ぶところがいっぱいですよー。ローカルっても、やっぱりエージェントがないと難しいです(トホホ)。私は、ぜんぜん知り合いなどの紹介ばっかりなので、クライアントも少なし...(涙)ってなカンジです。私こそ、日本に目を向けないとなーとも思ってますよ。一応じぶんの中では、まだまだ勉強中と思ってて、思いっきりの行動ができないでいます。(小心者なんです、私)
いや、そろそろ真剣に考えないとなあ…と思う今日この頃です。

あれ?なんかまとまりないコメントでしたね(笑)

endunhamさんはお知り合いからの紹介があるのはとっても良いですね!営業しなくても仕事が取れるようになる第一歩はそういうところから始まるそうですよ。時が経つにつれ、良いお仕事をしていけば、それが芋づるのように繋がって、繋がりからどんどん仕事が入ってくるようになるそうです。だからそういう状態になると営業知らずだそうです。(お伺いした話です。)

endunhamさんはデザインもコーディングも出来るので大丈夫ですよ!私の場合移民申請中カナダで働くことが出来なかったので、じゃぁどうやって生活の糧を得ればいいのだ?と考えた結果が日本とのやり取りでした。それが今も続いている、という感じです。(その間は色々なことをしてました。もちろん、移民申請前も色々やってましたが・・。)endunhamさんとは逆のパターンでしょうかね?:) 英語はビジネスの上だといつも不安要素ですが、これからカナダで生活していくのだから、大変だろうけどやっぱりローカルでも頑張っていかなきゃだと思っています。人生に終わりはないですね。:)頑張りましょうー。

すばらしいです!
はじめましてIDAKAと申します。
偶然にこちらのsiteに訪問して表現されてるARTを興味深く
堪能させていただきました。
できれば今後供、よろしくお願い致します。

IDAKA さまはじめまして!
そして、サイトに来ていただきありがとうございます。
IDAKAさまのサイトの方も訪問させていただきました。色々な作品を堪能させていただきました!すばらしいですね、あんなにコンプレックスな作品をお作りになるんですね。これまでに見たこともない世界を拝見させていただきまして、新たな感動をいただきました。ありがとうございます。こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします!

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