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空の色が青かったり赤かったりするのは

February 4, 2009

宇宙は暗いです。色で言えば黒色です。黒色は光を吸収するので色がありません。私達が地上で見ることができる様々な色は、太陽の光があるからです。太陽の光は連続した赤・橙・黄・緑・緑・青・藍・紫の異なる波長=色のスペクトラムから成っています。太陽の光にプリズムを通すと、綺麗な虹色を見ることができるのはこの為です。

空の色が青く見えるのは、大気の中の細かい粒子が、太陽の光にあたって、太陽のスペクトラムの中の青色の波長を多く跳ね返すからです。だから何も空が青いわけでも、大気の中の細かい粒子が青いわけでもなく、青色の波長が私達の目に届き、その波長を私の脳は青色と判断しているからそれが青く見えるという具合なんだそうです。

今目の前で見ている物がありますが、例えば、緑色の紙があるとして、私は緑色をした紙を見ているのですが、実は、その紙自体が緑色というわけではなくて、光によって跳ね返された波長の色調を私の目を通して脳が緑と判断しているということになります。しかも、この波長を緑という名で呼びましょうと決めたのは人間で、日本語であれば緑、英語であればGreenです。

なので、緑色に印刷しているのは緑色のインクですが、それは光のスペクトルの中で私達の脳が緑と判断する波長の色を主に反射する分子?が紙に塗られている、ということになります。もちろん、暗闇に持っていけば、光は差し込まないので、どの色の紙でも黒く見えます。

最近、「火星は生きている!」というニュースを読みました。大量のメタンを検出したらしいです。こういうことが分かるのも、粒子が跳ね返す光の波長=色で、その色が跳ね返す波長の物質はメタンであるとか、窒素であるとかがわかるからです。いや~凄いな~と感慨深く思ってしまいました。

世の中って面白い。

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